公共交通機関に自転車を持ち込む際に必要となる輪行袋。袋を使っての移動距離が長ければよりしっかりしたものを、出先で荷物を軽減したい場合や簡易的なものでよい場合は手軽なカバータイプのものをチョイスするなど、Ternでは用途に応じた製品をご用意しています。
【各画像クリックで拡大】
Carry On Cover(キャリーオンカバー)
先に紹介するのはこちらのカバータイプの輪行袋です。使用しない時は付属のサドルバッグに収納できるので、出先で荷物にならないばかりか、普段からサドル下に装着して常備しておくことも可能です。輪行の予定が無くても突然の雨やパンクといったアクシデントで電車に乗って帰る際などに重宝します。
バイクの折りたたみ方法はこちらをご覧ください。 | 付属のサドルバッグには小物を入れる内ポケットがあります。 |
バッグの内部には車体を固定するストラップが付いています。 | 前後ともマジックテープでしっかりとストラップを留めてください。 |
車体の上からカバーをかけて…
下の紐でカバーを絞ります。余った紐はポケットに収納して、ファスナーを閉じてください。
ショルダーストラップは肩当て部分がパッド入りなので、持ち運ぶ際の疲労を軽減します。
カバー上部にはファスナーが設けられているので、ショルダーストラップを用いずに、手を入れて車体を持つスタイルでも使用できます(併用すれば更に楽です)。
カバータイプだと車体を手軽に収納できるので何かと便利。公共交通機関での輪行だけでなく、車や自宅の玄関などでの収納の際の簡易袋として利用される方も多い様です。
▼お問い合わせのよくあるケースでの検証
Traveller Rackを装着した場合…
Traveller Rack(破線部分)はパニアバッグが取り付け可能な、旅人向けのリアラック(ストラップ付き)です。
リアキャリアを装着した状態でも使用できるかというお問い合わせをいただくことがありますが、特に支障なく収納できますね。 | Ternでご用意している中で最も大きいリアキャリア(Traveller Rack)を装着してもこの通り使用いただけます。 |
Portage RackにCommute Bagを装着した場合…
とても便利な組み合わせです。Commute Bagについてはこちらの記事をご覧ください。
残念ながら、Portage RackにCommute Bagを載せたままの状態ではショルダーストラップが使えません(カバー自体は被せることができます)。 | ショルダーストラップは使えないため、手で車体を持ってください(Commute Bagを車体から外せばショルダーストラップをご利用いただけます)。 |
24インチバイクの場合…
24インチバイクでの検証にはこちらのEclipse X20を用意しました。小回りの効く20インチの良さと、安定した走破性や乗り心地の26インチの良いところを凝縮した24インチバイクの詳細については、こちらの記事も併せてご覧ください。
Ternの24インチバイクは20インチの車体と比べてサイズはあまり変わらないため、24インチの車体でもこの通り使用できます。 | 見た目も20インチの場合とほとんど変わりませんね。 |
Carry On Cover 製品説明(Movie)
Stow Bag(ストーバッグ)
次にご紹介するのはこちらのキャリーバッグです。先ほどのCarry On Coverは上から被せるカバータイプの簡易的な輪行袋なのに対し、こちらはとても丈夫なポリエステル素材を使用し厚手のパットも入っている、本格的な輪行袋となります。
パット入りで厚いためCarry On Coverほどコンパクトにはなりませんが、その分安心感がありますね。
袋の生地はとても丈夫なポリエステル素材を使用しており、厚手のパットも入っているため、外的衝撃から車体を守ります。 | いったん地面に広げ、車体を載せてファスナーを閉じます。生地が丈夫で車体の重量に耐えるため、ショルダーベルトを車体に固定する必要がなく、その分手軽に車体を収納することができます。 |
内ポケットに外したペダルや工具を入れることができます。 | バッグには着脱可能なショルダーベルトが付いているため、楽に持ち運べます。さらに肩当てにはパッドが入っており疲労を軽減します。 |
袋の内部のパットのおかげで、車体を外的衝撃から守る(車体へのキズを防ぐ)だけでなく、長時間でも担ぎやすくなっています。一部の鉄道会社の旅客営業規則等において、底のある完全に袋状の輪行袋の使用が求められていますが、このStow Bagならより多くの公共交通機関で使っていただけ、更に周囲の方にとってもより安全なものだといえます。
写真の通り補助的に持てる取っ手もあるので、安定して持ち運べます。
▼お問い合わせのよくあるケースでの検証
Carry On Cover同様、こちらのStow Bagも様々なキャリアを装着したままでご利用いただけます。
Traveller Rackを装着した場合…
Carry On Coverには入ったTraveller Rackですが…
もちろんStow Bagにも容易に入ります。 | Ternでご用意している中で最も大きいリアキャリア(Traveller Rack)を装着してもこの通り使用いただけます。 |
Portage RackにCommute Bagを装着した場合…
Portage RackにCommute Bagを載せたままの状態では入らないので… | Commute Bagは取り外してください。ワンタッチで着脱可能なCommute Bagについての詳細はこちらの記事でご覧いただけます。 |
24インチバイクの場合…
Carry On Coverでの検証と同じく、Eclipse X20を使用してみます。24インチなのにとても軽くていいモデルですよ〜。
Stow Bagにも楽に入ります。 | Ternの24インチバイクは20インチの車体と比べてサイズはあまり変わらないため、Carry On Coverと同様に使用できます。 |
外的衝撃に強いこのStow Bagですが、使用しない時はCarry On Coverよりもかさばるという難点があります。輪行で使用する場合、往復とも同じ駅を利用する場合はロッカーに預けられますが、自由気ままに走る場合はこの様にバイクに取り付けるなどしてください。
Stow Bag 製品説明(Movie)
如何でしたか?!
Ternのオプションパーツや姉妹ブランドBioLogicでは多岐に渡る製品をご用意していますので、様々なシーンに応じたアクセサリーをお使いいただけます。輪行袋については今回の記事の通り、担いで歩く距離が長ければより丈夫で持ちやすいStow Bagを、出先で荷物を軽減したい場合や簡易的なものでよい場合は手軽なカバータイプのCarry On Coverをお使いください。
BioLogicのPortage RackとCommute Bagについてはこちらの記事も併せてご覧ください。
今回の記事で使用した製品
♦ バイク : Tern / Verge P9(White/Black)
♦ バイク : Tern / Eclipse X20(Black/Matt Black)
♦ キャリーバッグ : Tern / Carry On Cover
♦ キャリーバッグ : Tern / Stow Bag
♦ リアキャリア : Tern / Traveller Rack
♦ リアキャリア : BioLogic / Portage Rack
♦ リアバッグ : BioLogic / Commute Bag
♦ サイクルジャージ : PARENTINI / P.UNO ショートスリーブジャージ(Color:ブラック)
♦ ショーツ : PARENTINI / P.UNO ショーツ(Color:ブラック)
♦ アンダーウェア : OUTWET / LP2(Color:ホワイト)
♦ グローブ : PARENTINI / GUANTO BOB ART ANIMALI RAGAZZO(Color:REFLEX BLUE)