2018/10/24

ASTERISK*会員限定サイクリングイベント「ゆめしま海道サイクリングと地元の食材で楽しむ懇親会」イベントReport

Tern Bicycles Japan Official Fan Club「ASTERISK*(アスタリスク)」会員限定サイクリングイベントを、「しまなみ海道」の一部と、その東に点在する「ゆめしま海道」で開催しましたので、レポートをお届けします。



ASTERISK*では一昨年、昨年と、しまなみ海道を2回に分けて走りましたが、今回は「ミニしまなみ」とも呼ばれる次の注目のスポット「ゆめしま海道」4島を中心にチャーター船も使いながら巡りました。サイクリングコースは、尾道からチャーター船で大三島に渡り、多々羅しまなみ公園を経て生口島をライド、チャーター船でゆめしま海道に入り岩城島、生名島、佐島、弓削島の4つの島を堪能、チャーター船で尾道に戻るというルートでした。またライド後の夜は、ONOMICHI U2内のレストランで参加者間の親睦を目的とした懇親会を楽しみました。(画像クリックで拡大します)


尾道を起点にしまなみ海道へ 

集合場所は、日本初のサイクリスト向け複合施設 ONOMICHI U2横の広場。尾道水道に面するデッキでは、早めに集合された方が談笑されていました。今回はTern Bicyclesの創業者 Joshua氏とそのファミリーも台湾から来日し、スタッフ込みで計23名でサイクリングを楽しみました。ASTERISK*のライドイベントは、自身のTernを持ち込んで参加するほか現地で試乗車を借りることもできるので、Ternオーナーでない方の参加や、手ぶらでの参加ができるのも特徴です。今回は試乗車に話題のプレミアムeBike「Vektron」も4台ご用意し、長距離でお試しいただきました。

集合時間になり、開会式がスタート。スタッフの自己紹介や走行時の注意事項などが説明されました。


 写真中央が、Tern Bicyclesの創業者 Joshua氏。

ONOMICHI U2の前をスタートして、チャーター船の待つ新浜旅客桟橋まで1.5kmほど移動します。


 今回のライドコースはまだ橋で繋がっていないゆめしま海道がテーマのため、イベント専用にチャーター船(マリンスター5)を利用しました。船の方々はスポーツバイクの扱いに慣れていて、車体が傷つかないように手際よく毛布で挟んで積んでいただけました。

船は結構なスピードが出て風は強かったものの、当日は10月とはいえ暑いほどの陽気で、皆さんは船上で瀬戸内の風景を楽しまれていました。

 向島と因島を結ぶ因島大橋を南に望みながら、船は生口島方面へ経て大三島に向かいます。

 Joshua氏もフランクに参加者と交流していて楽しそう。

 子どもたちは元気いっぱい。ライド中もとおして常に楽しそうでした。


間も無く大三島の井口港に到着します。写真の多々羅大橋は、後ほど大三島から生口島に向かって渡ります。

 多々羅大橋は生口島と大三島の間の、広島県と愛媛県の県境に架かる建設当時世界最長の斜張橋。鳥が羽を広げたようなフォルムと形容され、非常に美しい橋です。

井口港から「道の駅 多々羅しまなみ公園」まで数分間のライド。コースの多くでこの様な美しい景色に触れられるのが、しまなみ海道の特徴です。


スタートしたばかりですが、土地のものを買える「道の駅 多々羅しまなみ公園」で小休止。今回はサポートカーが帯同したため、皆さんのお土産を預かって運ぶことができました。


こちらは今回の最初の坂となる、多々羅大橋へ上る自転車道。しまなみ街道ではスポーツバイクでなくても走りやすいように比較的緩やかな勾配で整備されています。



 橋の上からの景色。ちょうどすぐ下に、小さな漁船が浮かんでいました。美しい景色の広がる瀬戸内の海ですが、狭い海域に複雑な地形から潮の流れは速く複雑に変化をしていて、島々に挟まれた海峡は海の難所とされています。

多々羅大橋の上で止まり、備え付けの拍子木で「多々羅鳴き龍」を体験しました。

 多々羅大橋では主塔が逆Y字型のため、音が主塔の内側の面を繰り返し反射し共鳴しながら上に向かって登っていくように聞こえることから、この現象を体験できます。


この多々羅大橋で、大三島のある愛媛県今治市から生口島のある広島県尾道市へ一旦入ります。





イベントには、カスタムされたVerge P9 EKOで参加された方も。

 Verge P9 EKOは、世界的音楽プロデューサー兼アーティストであるブラック・アイド・ピーズのメンバーwill.i.amとコカ・コーラ社とのコラボレーションで誕生した限定生産のレアなモデルです。

一行は生口島の西側の海岸沿いを北上し、瀬戸田を目指します。しまなみ海道の多くの島では交通量が少なく、信号もほとんど無いので快適にサイクリングが楽しめます。




瀬戸田の「しおまち商店街」を通り抜けます。写真右側は江戸時代に製塩や廻船問屋を営んでいた家の住宅で、明治初期に建てられたそうです。


 瀬戸田は古くから塩田が開発されるなど、瀬戸内海の交通の要衝として栄えてきた町で、この辺りには平山郁夫美術館や「西の日光」とも呼ばれる耕三寺、朱塗りの美しい三重塔(国宝)のある向上寺といった観光スポットも多く集まります。

沢港に到着、ここから一気に船でゆめしま海道へ渡ります。



 生口島と因島を結ぶ生口橋の下を通過。スレンダーな主桁が優美な生口橋のフォルムをこの角度から望めるのは、船ならでは。


ゆめしま海道の絶景を巡る

「ゆめしま海道」は愛媛県上島町の島々からなるサイクリングロードです。2021年度には岩城島(いわぎじま)と生名島(いきなじま)を結ぶ岩城橋が開通予定ですが、現在は生名島、佐島(さしま)、弓削島(ゆげじま)の3つの島が橋で繋がっていて、しまなみ海道の次に注目されているエリアです。今回のイベントではここ岩城島から、生名島、佐島、弓削島の4つの島を訪れます。

ゆめしま海道一つ目の島、岩城島に到着しました。岩城島は80年代から「青いレモンの島」のキャッチフレーズで、島特産のレモンをアピールしています。


同じTernの車体が並ぶと、ついつい写真を撮りたくなります。駐輪して、昼食に向かいました。

 土曜で閉庁している上島町 岩城総合支所の駐車場を利用させていただきました。

昼食は、岩城港からすぐの「よし正」でいただきました。遊漁船での船釣りや、活きのいい地魚料理でもてなす民宿を営まれています。

 瀬戸内で獲れた鰆(サワラ)の煮付け、甲烏賊(コウイカ)、因島産とりの唐揚げ、コロッケの定食。


御膳だけでも十分なボリュームでしたが、ここで冷やし岩城ラーメンが登場。麺の上のポークは、「青いレモンの島」岩城島で栽培するレモンを豚の飼料に混ぜて育てることで柔らかくジューシーな肉質になった「レモンポーク」です。好みで自家製ポン酢やひじきラー油を垂らしていただきます。


昼食を済ませ、岩城島一周ライドへ出発。「ゆめしま海道」は、しまなみ海道と比べて距離が短く、離島ということもあり人も少ないので、ゆったりポタリングするのに最適のエリアです。

 島を一周する道路には「しまなみサイクリングロード」と同じブルーラインが路面に引かれています。




所々に坂もありますが、上りきれば美しい景色を眺めながらの下りもあり、その風景の移り変わりが島巡りの醍醐味とも言えます。長い上りではBosch製ユニットを搭載したeBike「Vektron」が本領を発揮し、交代して初めて体験された方は皆、そのパワフルさに感心されていました。最長100kmものアシスト走行を謳うVektronなら、70kmのしまなみ海道サイクリングにも使えそうですね。



岩城島一周ライドのちょうど中間地点となる小漕港(おこぎこう)で小休止をとり、後半のライドへ出発。迫力満点の造船所の横を走り抜け、今回いちばんの坂を上るなど、島のライドを楽しみました。



岩城島一周ライドを終え、2番目の生名島へ。写真は後ほど走る、生名橋です。こちらではサポートカーも船に載せて移動しました。



生名港(生名島)に到着後、少し走ってイベント参加記念に集合写真を撮りました。



 生名橋を間近に見る人気の眺望&撮影スポットがこちらの生名橋公園。ゆめしま海道の石碑もあり、記念撮影におすすめです。

生名島と佐島の間に架かる「生名橋」、佐島と弓削島の間に架かる「弓削大橋」をたて続けに渡ります。



いよいよ最後の島、弓削島(ゆげじま)に上陸しました。雄大な弓削大橋を眺めながら休憩します。試乗車を利用されている方は車体を交換したり、走りの違いを語りあったりと楽しそうです。海をのぞき込むと吸い込まれそうに透明でした。



上弓削の集落のちいさな路地裏に佇む、Kitchen 313 Kamiyugeにお邪魔。順番にドリンクなどを注文し、思い思いの場所でいただきました。表の芝生のベンチのほか、店の奥では中庭に面した縁側でも休憩できます。

 築100年の古民家をリノベーションしたお洒落なパン工房。ベーグルやマフィン、焼き菓子もあり、季節のジュースや自家焙煎の珈琲もいただけます。(写真栄えを考えずアイスコーヒーを注文してしまいました)



 お店の前で、今回イベントをサポートいただいた尾道観光協会のお二人(右)と、お店の方。Kitchen 313 Kamiyugeでは全国の様々なイベントにも出張協力されているので、東京都内などでも同店の味をいただける機会があるようです。

陽が傾いてきました。ゆめしま海道でのライドはこちらで終了です。ここ上弓削港からチャーター船で尾道まで戻ります。




船は因島の北側を通り、向島との間に架かる因島大橋を抜けました。しまなみ海道で唯一、自動車道の下に自転車歩行者道がある二層構造の橋です。

 幅約800mの布刈瀬戸と呼ばれるこの海峡は、瀬戸内海における主要航路である来島海峡の副航路として1日あたり400隻の大型船舶が通行するため、桁下が50mに設定されました。これを実現するため長大橋とすることになり、当時国内最大級の吊り橋が架けられることになりました。ここで確立した技術が、のちの大鳴門橋や瀬戸大橋・来島海峡大橋・明石海峡大橋などの吊り橋架橋に活かされました。

トラス構造の橋桁と島々のシルエットで印象的な景色になりました。



サイクリングの余韻に酔いしれながらの懇親会 

ライドイベントの後、Ternのファン同士の懇親会をONOMICHI U2内のレストラン「The RESTAURANT」で開催しました。お疲れ様の乾杯からワイワイと楽しいひとときとなりました。


 前菜は、尾道で採れた野菜を使ったサラダと、スダチのドレッシングがかかった瀬戸内産鯛のカルパッチョ。ローストポークには尾道産の六穀豚が使用されていました。パスタには地アナゴを使い、その穴子からとったダシとアサリのダシが合わせられています。仕上げのアクセントには瀬戸内産の鰆のカラスミが。

 「The RESTAURANT」では、せとうちエリアの旬食材を使った料理を提供しています。素材の魅力を活かしたシンプルなひと皿や季節限定ジビエなどを、世界各地から集めたカジュアルワインなどと共にいただけます。

この日のメインは、瀬戸内の鯛と安芸高田市産の鶏から選ぶことができました。

 こちらの肉料理は、安芸高田市産の一定の温度管理で熟成された柔らかくてジューシーな熟成鶏。フォンドヴォーベースのソースで味に深みを持たせています。魚料理を選ばれた方は、相性の良い酸味がありつつもコクのある白ワインソースを合わせた瀬戸内の鯛をいただきました。デザートは、ヴァニラ風味のババロアに甘さがピークを迎える福山産のシャインマスカットをあわせて、さっぱりとした瀬戸内柑橘のはるみのジェラートを添えたものでした。

懇親会は終始和やかな雰囲気で楽しい時間となりました。イベントはここで終了。明日に備えて部屋に戻ってゆっくりされる方のほか、意気投合して街へ繰り出した方々などおられました。



サイクリストの聖地として名高いしまなみ海道、ゆめしま海道は機会を作って何度でも走りに行きたいサイクリングスポットです。今回はご紹介できませんでしたが、尾道はサイクリング以外にも風光明媚で情緒豊かな観光都市です。商店街が延びる海側と、神社仏閣や瓦屋根の古民家がひしめく山側に分かれて広がる尾道市街の町並みは、昔懐かしい温かな雰囲気を帯びていて、訪れた人々の心をぐっと引き込みます。古寺巡り、文学のこみち、夜景、美術館巡り、映画やアニメのロケ地巡り、四季の花々や祭り、旬の素材を生かした料理など、ぜひゆっくり滞在して、皆さんにとっての尾道を発見してみてください。

今回イベントで巡ったルートはこちら。



Tern Bicycles Japan では、Ternファンの皆様への様々な限定サービスの提供を目的に、ファンクラブ「ASTERISK*(アスタリスク)」を設立しています。ご登録は無料で、Ternのオーナー様であるかないかに関わらず、Tern Bicyclesのファンで、日常的にPC・スマートフォンをご使用の方であればどなたでもご参加いただけます。あなたもファンクラブに登録して、Ternの活動に参加してみませんか。
Link → ASTERISK*ご登録ページ


協力
 一般社団法人尾道観光協会
 ONOMICHI U2
 よし正
 Kitchen 313 Kamiyuge

*この記事で紹介しているスポットや情報は、イベントを実施した2018年10月時点の取材に基づいています。
*過去のASTERISK*会員限定サイクリングイベントについてはこちらをご覧ください。
 Link → サイクリストの聖地「しまなみ海道」サイクリングと地元の食材で楽しむ懇親会(後編)イベントReport(2017)
 Link → サイクリストの聖地「しまなみ海道」サイクリングと地元の食材で楽しむ懇親会 イベントReport(2016)
 Link → ポタガールと行く輪行体験と埼玉・晩秋の旅 イベントReport(2015)
 Link → 貸切列車で行く輪行体験と古都・京都の旅 イベントReport(2015)