2015/04/20

TernがオススメするIngress用の自転車 <Ingressの移動に有利な自転車と、スマートフォンの電源確保の解決法>

Googleが提供するスマートフォン向けのゲーム Ingress(イングレス)に向くTern(ターン)のオススメモデルを紹介いたします。



The world around you is not what it seems.
あなたの周りの世界は、見たままのものとは限らない


アプリのスキャナー画面が日本語化され、日本でも爆発的に流行りつつあるIngress(イングレス)。いわゆる「位置情報ゲーム」の一種で、現実のGoogleマップに情報を重ねたAR(拡張現実)要素、各地に設定されたポータルを巡るスタンプラリー要素、陣取りのパズル的要素など、奥の深いルールを持つゲームです。行政が地域の観光促進のために取り組むなどしニュースにもなっていますが、XMを集める、ポータルをハック、ポータルをXmpバースターで攻撃、ポータルのデプロイ(レゾネーター設置)、リンク、フィールドの作成などに伴う実際の移動には徒歩だけでは限界があり、その移動手段として自転車の活用が話題になっています。

そこで今回は、都市交通としての自転車をテーマに掲げるTern Bicyclesの豊富な製品ラインナップより、Ingressを楽しむために特に役立つバイクを紹介いたします。※各画像クリックで拡大


まずは実際に走ってみましょう。今回は大阪市内の湾岸エリアを巡りながら梅田方面へ走ってみました。Ingressの移動手段にする自転車は何でも良いですが、長距離を走る場合はスポーツバイクが良いですね。中でも車輪のサイズが小さい20インチなら小回りがきいて便利。加えてTernのバイクなら数秒で折りたためて気軽に公共交通機関も利用できるので、休日を利用して遠征したり、自宅から徐々に遠くのポータルを巡って復路は電車を利用するなども可能です。

今回のバイクは、軽量ダイナモハブを搭載していることで、オプションキットを装着するとスマートフォンにも給電が可能な、TernのVerge P9Lをチョイスしました。車輪のサイズが小さいと必死に漕がないとスピードが出ないイメージをお持ちの方がまだおられる様ですが、適切なギア比が設定されたTernのバイクはスーッと簡単に速度が出ます。

↑ Verge P9Lは、発進時の加速から巡行時の高速走行まで可能なVerge P9をベースに、夜間走行時に便利な前後ライトやダイナモハブ、濡れた路面の走行時に助かる泥除けなど、求めていた装備を標準搭載したモデル。

↑ 湾岸エリアにはディープなスポットも数多く残されている。ポータルを巡ることで、知らなかったスポットを発見できるのも楽しみのひとつ。

今回の装備はこちら。Verge P9Lに標準で装備されているダイナモで発電された電気を、BioLogicのReeCharge Power Pack(指で指しているパーツ)に蓄電しておき、スマートフォンの電池が減ったら給電させます。電池の減りを気にせず移動中もナビゲーションとしてスマートフォンでアプリを起動させておけるので、Ingressには最適です。


では細かく見ていきましょう。
↑ 前輪に標準装備されている、ダイナモを内蔵したハブ(車軸)。車輪が回転することで発電する。EUROBIKE SHOW 2012でデザインアワードを受賞したBioLogicの軽量コンパクトダイナモハブで、軽量ホイールのKinetix Pro(14H)と組まれている。
↑ Verge P9Lに標準装備の高出力LEDを採用したヘッドライトシステム。ダイナモハブで発電した電気でフロントライトを点灯させるため、日々の煩わしい充電から解放される。 ↑ リアライトも標準装備。※今回はスマートフォンへの給電を優先させ、前後ライトには給電させていない。
↑ BioLogicのiPhone用バイクマウント(参考製品)。
↑ 蓄電されたReeCharge Power Packから、USBで繋いだスマートフォンに給電する。左ボタンは蓄電モード、右ボタンは給電モード、中央は蓄電量を示すLEDの点灯用ボタン。右サイドのLEDでは正常に機能しているかなどの確認ができる。ダイナモハブで発電させながらスマートフォンに給電することはできない(前後ライトの点灯には可能)。
↑ USB経由で給電する様子。 ↑ 給電スピードは十分使用に耐える。

↑ スキャナー画面で次のルートを考えて移動。

↑ 全身の筋肉を使うスポーツバイクの乗車ポジションで、長時間のライドでも疲労は少ない。


ポータルにはブルーとグリーン、それぞれの陣営が確保したものと、どちらにも属していない中立ポータル(白色)があり、ポータルがある場所まで実際に近づいてプレイする必要がある。ポータルの密集した都心部は公共交通機関もあり徒歩での移動が便利だが、ポータル同士が離れた湾岸部や地方では自転車での移動が威力を発揮する。

↑ Ingressのスキャナー画面。ポータルやリンク、XMが示される。はプレーヤー(自分)。
↑ 都心部にはポータルが密集し、徒歩でも効率よく回れる。画面はIngress Intel Mapより。
↑ 湾岸部(や地方)ではポータルが離れていることが多いため、自転車での移動が便利。

見たままの世界と、スキャナーを通して見た拡張現実の世界。Ingressの世界観にのめり込む。



Ingressはそのゲーム性だけでなく、実際にポータルを回ることが身体を動かすことになる、健康面でのメリットも高く評価されています。自転車は全身を動かすことで簡単に有酸素運動が可能で、足首を痛める心配もありません。様々なメリットのある自転車を、Ingressに是非ご活用ください。


1日動いて心地良い疲労感。身体を動かしたご褒美にカフェで美味しいケーキと紅茶をいただきました。


大阪市内の主要なファッションビルなどに店舗を構える、チャイや美味しい紅茶、オリジナルケーキやスイーツを提供するCANTE GRANDE(カンテグランデ)の中津本店。緑豊かな中庭の階段を下りたところが店の入口となっていて、隠れ家的な雰囲気を醸し出す。本格的なカレーやチャパティをいただきながら、幻想的なインド音楽に酔いしれるのも良い。


IngressにオススメのTernのバイク

アプリを立ち上げた状態で移動しているとスマートフォンの電池が数時間でなくなるため、車輪の回転で発電するダイナモを内蔵したハブ(車軸)を標準装備した以下のモデルをオススメします。

Verge P9L(ヴァージュ P9L) ※今回の記事で使用したモデル
Verge P9に快適オプションを標準装備。
爽やかなカラーもさることながら、求めていた装備が標準で搭載されている。軽量ダイナモハブは走行しながら発電しライトを点灯させ、47mm突き出たステムがスポーティなポジションを作り出す。
9Speed
Wheel Size:20"
Weight:12.2kg
推奨身長:142-190cm
Seatpost to Handlebar:Min:600mm Max:720mm
Saddle to Pedal:Min:720mm Max:970mm
Folding Size:W82×H71×D38cm
※前後ライト、泥よけが無償セットされます
Color:White × Cobalt Blue

*オススメポイント*
軽量ダイナモハブはフロントライトを点灯させるほか、オプションの充電キットと組み合わせることでスマートフォンの電源確保の心配を大幅に解消。20インチで街なかでも小回りがきき、フロントライトで夜間走行に、泥よけで濡れた路面走行に、太めのタイヤで悪路走行にも有利で、Ingressのポータル巡りに威力を発揮する。折りたたんで袋に入れれば、公共交通機関を利用した移動もスムーズ。

Verge S11i(ヴァージュ S11i)
Ternを代表するラグジュアリーフォールディング。
Ternを代表する定評の一台。各方面から高評価を受けた高級 サルーンのような一台。乗車する人、場所、時間などシーンを問わないフォールディングシティバイクの最高傑作。軽量ダイナモホイールを装着することにより、用途の幅が格段に増えた。さらにShimanoアルフィーネ内装11速を搭載し、そのシフティングと美しいスタイルが 心を突き動かす。
11Speed
Wheel Size:20"
Weight:12.5kg
推奨身長:142-190cm
Seatpost to Handlebar:Min:580mm Max:730mm
Saddle to Pedal:Min:690mm Max:950mm
Folding Size:W79×H72×D42cm
※前後ライト、泥よけ、リアラック (BioLgic Portage 20" Rack)が無償セットされます
Color:Black × Polish

Verge S27h(ヴァージュ S27h)
あらゆるアクセサリーを纏って旅に出よう。
ディスクブレーキと分厚いタイヤ、ポストポンプなどあらゆるアクセサリーを搭載した、すぐに旅に出かけられる仕様。今すぐ旅に出かけよう。
27Speed
Wheel Size:20"
Weight:16.4kg
推奨身長:142-190cm
Seatpost to Handlebar:Min:660mm Max:720mm
Saddle to Pedal:Min:710mm Max:960mm
Folding Size:W80×H77×D48cm
※前後ライト、泥よけ、前後ラックが無償セットされます
Color:Black × Green

Eclipse S11i(イクリプス S11i)
悪路や長距離をいとわない、頼れる一台。
安定ある走行感がまるで豪華なクルーザーを連想させる。走行しながら発電する軽量ダイナモハブがライトを点灯させ安全を確保。さらにワンタッチでライディングポジションを調整できるため、エンジン全開のスポーツポジションや優雅にアップライト走行など、その日の気分で乗り分けられる。
11Speed
Wheel Size:24"
Weight:14.7kg
推奨身長:148-195cm
Seatpost to Handlebar:Min:570mm Max:730mm
Saddle to Pedal:Min:755mm Max:1030mm
Folding Size:W89×H76×D42cm
※泥よけ、前後ライト、BioLogic Portage 24" Rackが無償でセットされます
Color:Black × Polish

Eclipse S18(イクリプス S18)
旅に出たくなる、24インチフル装備モデル。
極太タイヤが安心感を生み出し悪路を乗りこなす。パニアバッグが装着可能な前後ラック。ワンタッチでライディングポジション調整が可能なステム。走行しながら発電する軽量ダイナモハブに前後オートライト。天候を気にせず走れる泥よけやディスクブレーキ。いざという時に威力を発揮するポンプ内蔵シートポストなど、自転車の楽しさを提案するTernならではのアイデアが満載。
18Speed
Wheel Size:24"
Weight:16.6kg
推奨身長:148-195cm
Seatpost to Handlebar:Min:570mm Max:730mm
Saddle to Pedal:Min:795mm Max:1050mm
Folding Size:W89×H76×D42cm
※前後ライト、泥よけ、前後ラック、前後ライトが無償セットされます
Color:Gray × Black

Eclipse P18L(イクリプス P18L)
全天候対応型フォールディングクロス。
Eclipse P18をベースに快適オプションを搭載。軽量ダイナモハブがライトを点灯させ、泥よけが泥はねによる衣類の汚れをカバーしてくれる。
18Speed
Wheel Size:24"
Weight:13.2kg
推奨身長:148-195cm
Seatpost to Handlebar:Min:620mm Max:730mm
Saddle to Pedal:Min:795mm Max:1050mm
Folding Size:W89×H79×D42cm
Color:Black × White


今回使用したReeCharge Power Packは、USB経由での充電も可能です。



今回ご紹介した記事は、Ingressを楽しむだけでなくロングライドのサイクリングや街の散策などでスマートフォンをルートナビとして使う場合にも有効です。またTernのフォルディングバイクは簡単に折りたたんで公共交通機関に持ち込み移動できるため、出張や帰省といった機会にも一緒に持ち歩けばどこででも使えます。


今回の記事で使用した製品
 ♦ バイク : Tern Bicycles / Verge P9L(Color:White × Cobalt Blue)
 ♦ 電子機器充電パック : BioLogic / ReeCharge Power Pack
 ♦ バイクマウント : BioLogic / SportCase For iPhone 6(参考製品)

注意事項
※ 道路交通法により自転車は車道の左側の通行を義務づけられています。また人通りの多い場所では自転車から降りて、押して歩くなどしましょう。
※ 走行中のスマートフォンの操作は大変危険ですのでお止めください。アプリの操作は交通の妨げにならない場所で自転車を停止させてから行いましょう。ポータルを過ぎてしまったらUターンせず、歩道を押して戻るなどの配慮をしましょう。
※ 実際の走行時にはヘルメットの着用を心掛けましょう。
※ この記事で紹介しているスポットや情報は2015年4月時点の取材に基づいています。