2015/10/23

ASTERISK*会員限定サイクリングイベント「貸切列車で行く輪行体験と古都・京都の旅」イベントReport

ASTERISK*初のイベントを、京都市内の落ち着いた町並みの中で開催しました。全国5ヶ所で実施するサイクリングイベントの第1回で、車体の折りたたみ講習から貸切列車での輪行体験、美味しい食事をいただいてサイクリングした様子などをお届けいたします。


秋の例祭など伝統行事が繰り広げられる10月の京都。ASTERISK*では、千年以上にわたって日本の都であった京都の、落ち着いた町並みの中でのサイクリングを今回企画しました。古都・京都には至る所に素敵な町並みが残されていますが、今回はスポーツバイク初心者向けということもあり、安全に走りやすい河川敷や裏道を主に走るルートを選定しました。
(画像クリックで拡大します)


鴨川河川敷で講習会

集合場所は、出町柳駅近くの鴨川河川敷。こちらで折りたたみ方の説明と、輪行袋の使い方の講習を実施しました。ご自身の車体を持ち込んで参加されている方はカスタムをしている方も多く、さすが折りたたみもスムーズ。スタッフがゆっくり説明するのに合わせて初めてTernに触れた方も試乗車で折りたたみを行い、皆さんすぐにマスターされた様です。

スタッフ以外の一般参加者は15名。その内5名の方がご自身のTernのバイクを持ち込まれ、残り10名の方は試乗車を利用。試乗車も皆さんに行き渡り、乗り心地やポジションをチェック。

まずは折りたたみ方の説明から。Ternの折りたたみはシートポストを下ろし、フレームを折りたたみ、ハンドルポストを折りたたむ、直感的な3ステップが基本。あとは装着されているペダルのタイプにより折りたたむ、またはワンタッチで取り外して、輪行時に持ちやすくコンパクトに。また、ストラップでハンドルポストも固定。



スタッフが1ステップずつ説明するのに合わせて真似をすることで、皆さんすぐに覚えられた様子。

初めてTernのバイクに触れたASTERISK* GIRLの美香さんも、見よう見まねで自分で出来ている模様。

折りたたみペダルは折りたたみ、取り外せるタイプのものはワンタッチで取り外す。

皆さん、真剣だけど楽しそう。

続いて、輪行袋への入れ方の説明です。今回参加者にはTernで開発中の輪行袋が進呈されました。これは、従来のTern製品とは異なり、薄手の強い生地で未使用時はコンパクトになることに加え、袋状のためより多くの公共交通機関で使用いただけるものです。今回はこの新しい輪行袋を、使い方の講習と輪行体験で使用しました。

使い方は簡単。袋の下のファスナーを開けカバータイプ同様に上から被せる。次に、その下のファスナーは閉じ、上のファスナーを開け2本のストラップを車体に固定。上のファスナーを閉じて持つ。ストラップでしっかりと車体を吊り上げ、ショルダーストラップで肩からかけられるので、輪行時も楽に運ぶ事ができる。





貸切列車による輪行体験

今回のイベントの目玉のひとつがこちら、貸切列車による輪行体験です。叡山電鉄の出町柳駅から八幡前駅まで貸切列車を利用することで、輪行初体験の方にも安心して参加いただけるように企画しました。団体貸切の列車に乗る機会はあまり無いので、12分間の乗車時間を各々楽しんでいただけたのではないでしょうか。

河川敷から駅前に移動後、一般の方の通行の邪魔にならないスペースで車体を折りたたみ輪行袋に。先ほどの講習を思い出しながら、各自スムーズに出来た模様。

初めての体験にドキドキ。車両のドア横には叡山電鉄90周年ロゴも。(写真は参加者様提供)

今年(2015年)の9月27日に叡山電鉄株式会社が、12月20日に京福電気鉄道株式会社の鋼索(ケーブル)線が開業90周年を迎えたことから、叡山電鉄と京福電鉄が共同で「叡山本線・鋼索線開業90周年事業」を実施している、その共通ロゴ。

既に2番線に入線していた貸切列車に順次乗り込みます。





今回の輪行では、1両編成の700系車両が運行。定員86名(うち座席定員 42名)の車両にスタッフ含め20名(+Tern 20台)で、ゆったりとした12分間の貸切列車の旅。






京都を代表する食材・料理「湯葉」を昼食に

昼食は「京都・宝ヶ池 ゆば泉」で。豆腐や生麩など京都を代表する食材・料理のひとつ湯葉は、ヘルシーでサイクリングにぴったり。フレンチスタイルでランチをいただける同店で、月替わりコースメニューをいただきました。


店の前での駐輪の様子。これだけTernのバイクが並ぶと壮観。



季節の前菜盛り合せ、温かいくみあげ湯葉。(左下の写真は参加者様提供)

メイン料理は魚・肉・羊・天麩羅から各自選ぶ。湯葉ごはんと白味噌仕立ての止椀。

天候の良い日はテラス席が気持ちいい。

湯葉ご飯の代わりに選べるちりめん山椒ご飯。季節のデザート。

そしてサイクリングに出発。(写真は参加者様提供)


岩倉から上賀茂、京都御所を経て鴨川河川敷まで

サイクリングは昼食をとった岩倉から、松ケ崎、上賀茂、賀茂川河川敷、紫明通、堀川通、京都御所を経て集合場所の鴨川河川敷までの約14km。サイクリングとしては短めの距離ですが、Newモデルの試乗には十分な距離です。当日は天候にも恵まれ、最後まで無事故で皆さん走り終えられました。

今回のサイクリングではスポーツバイク初心者の参加者もおられるため、歩道に普通自転車通行指定部分が設けられている場所や、交通量が多い幹線道路で自転車通行可の標識のある歩道がある場合は、道路の状況により歩道も走行した。



東側には比叡山、進行方向の南側には大文字五山送り火の「法」の字で知られる松ヶ崎丘陵の景色が美しい。宝ケ池公園の東側を迂回して、高野川沿いに松ヶ崎市街地へ抜ける。



世界文化遺産 上賀茂神社の東隣に広がる社家町には独特の風情が漂う。元々、神主など神職(社家)の住宅が集まる町で、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。



上賀茂神社で休憩。(右の写真は参加者様提供)


上賀茂神社からすぐの賀茂川河川敷を南下。今回のサイクリングでは初心者の方でも安全に走りやすい河川敷や裏道を通るルートを中心に選定したが、河川敷の一部では凹凸のある砂地で走りにくい箇所も。





京都御所に到着。多くの自転車が同じ場所を通ることでできた轍(わだち)を通る。








丸太町通を400mほど走って鴨川河川敷へ。ここまで来るとゴールは目の前。陽も傾いてきて気温もちょうど気持ちいい。



ゴールに到着。じゃんけん大会をして終了。

今回走ったルートは、最初に輪行で北へ向かい南へ下ってくるという設定のため、坂道はほとんどなく全体的には緩い下り勾配で、比較的楽に走ることができました。

疲れは感じず、気持ち良さだけが残った。

じゃんけん大会、1位の賞品は2016年モデル新製品のBody Bag。ハンドルポストのみをたたんで収納するバッグで、内部のしっかりとしたパッドが車体を優しく包み込む。



1位のBody Bagはこちらの方に。じゃんけん大会ではその他、Ternのバイクの整備に便利な20の機能を収めたTernオリジナルツール「Tern Tool」(寸法:90×54×28mm、重量:175g、国内非売品)、同じく非売品のTernオリジナル栓抜きなどが賞品となった。


最後に挨拶をして解散。自然に拍手が沸き起こり、皆さん笑顔で帰路に就かれました。至らない点も多々ありましたが、今後のイベントにもご期待ください。参加者の皆様、ありがとうございました。


今回のルートはこちら(反時計回り)。京都には古い町並みが多数残り、例えば京都の5花街をテーマに祇園甲部、祇園東、先斗町、宮川町、上七軒を巡るなど、サイクリングで楽しめるルートに事欠きません。海外からの観光客が増えているので、交通ルール、マナーを守って古都・京都のサイクリングをお楽しみください。



都市交通としての自転車をテーマに掲げるTernでは、公共交通機関で利用しやすいフォールディングバイクを世に送り出してきました。このたび新たに「Tern ⌘ Project」を始動させ、 日本人ライダーの「乗りやすさ」と、乗車した時の「美しさ」を追求、今までみたことのないCOOLなクロスバイクもリリースしました。街乗りや日常の足として最適な自転車「アーバンコミュート」を世界に送り出す。その目標にまた一歩近付きました。

Tern Bicycles Japan では、Ternファンの皆様への様々な限定サービスの提供を目的に、ファンクラブ「ASTERISK*(アスタリスク)」を設立しています。ご登録は無料で、Ternのオーナー様であるかないかに関わらず、Tern Bicyclesのファンで、日常的にPC・スマートフォンをご使用の方であればどなたでもご参加いただけます。あなたもファンクラブに登録して、Ternの運動に参加してみませんか。
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撮影・運営協力
 ♦ 叡山電鉄
 ♦ 京都・宝ヶ池 ゆば泉

※この記事で紹介しているスポットや情報は、2015年10月時点の取材に基づいています。
※自転車での走行時は、交通法規を厳守するとともに交通マナーにもご配慮ください。