2017/11/08

Vektron:Boschプレミアム「eBike」システム記者発表会&東京モーターショーReport

東京モーターショーBosch(ボッシュ)ブースにおいて、TernのeBike「Vektron」が参考展示されました。また、渋谷のcafe 1886 at BoschにおいてBosch eBike Systems の記者発表会が開催されましたので、お知らせいたします。


<The 45th Tokyo Motor Show 2017>

東京ビッグサイトで10月28日から11月5日まで開催された第45回東京モーターショー2017のBoschブースにおいて、この度日本市場参入が発表されたプレミアム電動アシスト自転車用ユニットBosch eBike Systemsの最新シリーズ「Active Line Plus」を搭載したTernのVektronが参考展示されました。


©Bosch

プレスデーの2日目、取締役会メンバーであるブーランダー氏が記者会見を行い、自動化、ネットワーク化、電動化という3つのアプローチにより、ボッシュはAccident-free(交通事故のない)、Stress-free(ストレスのない)、Emissions-free(排出ガスのない)なモビリティの実現を目指していることを説明。実際のアクションとして、インクリメントP社と自動運転用高精度マップ開発で協業していることやメルセデス・ベンツ社向けにeCall(自動緊急通報)提供をスタートしたこと、TernのVektronを含む環境に優しいモビリティである電動アシスト自転車向けのシステムを日本でも提供することを紹介しました。


©Bosch

モーターショーという場に展示されたVektronは、多くの来場者から注目されていました。


*写真のVektron車体カラーは実際に市販されるものとは異なります。




<Press Conference>

11月2日には、渋谷駅近くにあるcafe 1886 at BoschにおいてBosch eBike Systemsの記者発表会が開催されました。ボッシュのクラウス・メーダー社長は、今回発表されたeBikeについて「サイクリングに新しい風を吹き込む」と説明しました。



Ternの日本仕様の「Vektron S10」がこちら。すでに欧米で人気のVektronを日本仕様にブラッシュアップ。Boschユニットが第三世代にアップデートされ、より軽く・コンパクトに・そしてより静かになり、それに合わせてユニットの取り付け位置なども変更されています。ボッシュのeBikeシステムは2010年から欧州市場に投入されていますが、今回日本仕様に導入されている製品はボッシュのラインナップで最も新しいものとなります。スポーツバイクでは軽量化、高速走行を目的に細いタイヤを採用することが一般的ですが、eBikeでは重量は電動アシストで完全にカバーされるため、乗り心地や安全性を目的に太めのタイヤや制動力の高いディスクブレーキが採用されています。



ボッシュ・ジャパンの電動アシスト自転車用ユニット テクニカルマネージャー、高橋大輔氏は「ベストな製品を市場に提供することがボッシュの目的。トータルサポートを提供するのであって、部品提供では無い。Bosch eBike Systemsは、ユーザーにとっても販売店にとっても、自転車・サイクリングの新しい体験を提供するもの」「とにかく試乗して体感してほしい」と説明しました。



同会場で当日6回実施した、Tern日本総代理店アキボウによるVektron S10のプレゼンテーションにも多くの報道関係者が参加され、様々な質疑が行われました。アーバンバイクとして街中で扱いやすい20インチホイールを採用している点、147~195cmの身長に対応するのでファミリーで共有できる点、低重心かつ太いタイヤで安定感のある走行感とスポーティな走行性能を兼ね備えている点、折りたたむことで盗難防止にもなる屋内保管やクルマに積み込んでの移動が容易にできる収納性、折りたたんだ状態で転がして移動できるので重さが気にならない携帯性などが評価されました。登坂は力強い電動アシストでカバーされるので、脚力に自身のない方でもクルマに積んでしまなみ海道に走りに行けますし、夏場でも汗をかかずに自転車通勤できるなど、これまでにない利用シーンが広がりそうです。





Bosch製電動アシスト自転車用ユニットの日本参入を記念した、爽やかフルーティなドリンクが当日関係者に振る舞われました。期間限定でcafé 1886 at Boschで提供されています。


 その道の第一人者のこだわりをブレンドして生まれた「café 1886 at Bosch」では、メニューを彩る美味しさはもちろん、くつろぎの時間、そこで出会う人、Boschというブランドなど、メニューには載っていないモノとあなたをコネクト。

会場でのプレゼンテーションと並行して、代々木公園では体験試乗会も行われました。「とにかく試乗して体感してほしい」というBosch高橋氏の説明のとおり、従来の日本の電動アシストのイメージを変える魅力を体感していただきました。




<TRYVEKTRON>

Ternでは、来春発売予定の「Vektron」をいち早く試乗体験していただけるTEST RIDE TOUR 「TRYVEKTRON」を全国で開催しています。開催スケジュールはこちらをご覧ください。


Vektron S10についてはこちらも併せてご覧ください。
*関連Link → Tern公式サイト Vektron S10製品ページ

*参考Link → ボッシュ、日本市場に新導入する電動アシスト自転車用「eBike」システム発表会&試乗会(Car Watch)